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自分の体験を話すことで

 精神保健福祉講座でお話をさせていただく機会がありました。


 講座の時間が1時間半ということで、「時間が余ってしまったら、どうしよう…」「最後まで関心を持って聞いていただけるかな…」などと心配が先に立って、気持ちが落ち着かない日が続きました。そんな中で、「何かひとつでいいから、参加された方が『今日は来てよかった』と思えるものがお伝えできたら」という思いで準備をしました。


 当日は、初めに自分が経験したことや、その時に感じたことなどを話しました。自己紹介も兼ねて話すことで、病気や障害について知っていただきたかったことや、当事者の話を生で聞くことには、本などを読むのとはまた違った意義があると思ったからです。


 そのあとには、トークセッションのような形で進行役の方にいろいろと質問していただき、私がそれに答えるという風にしました。より自由な感じにしたかったことと、自分としても用意したことを話すよりも、むしろその方が話しやすかったからです。誰かがずっと一方的にしゃべるよりも、対話のような感じでお互いの思いが講座の中で行き来できたらと願いました。そして、参加された方々からも自由に質問していただけたことは、大変ありがたかったです。


 精神疾患や障害は、周囲の方々に理解されにくい面がありますので、今回のような機会を通じて、少しでも病気のことや当事者が何を思っているのかなどを知っていただき、身近に感じていただけたら嬉しいと思います。


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