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執筆者の写真西部・比企地域支援センター

障害当事者とのカタリバ

~昴☆共生社会研究所~主催の「カタリバ」に参加させて頂きました。


障害がありながらの生活、ピア・カウンセラーとしての役割や思いについて、

お話しさせていただくことになり、

初めての「リカバリーストーリー」を考えるきっかけになりました。

リカバリー(回復)ストーリーとは、病気などからの立ち直りの体験談のことを言います。


自分の苦しんだ時間を、何気なく急に思い出したりすることはあっても、

自ら記憶をこじ開けて振り返ることをしたことがなかったため、

なるべくなら、良かったことや、成功例、などを沢山お話しできたら良いと思いながら

振り返ると、嫌なことが優先的に頭の中をループし始め、なかなかまとめられずにいました。

カタリバに参加された方に、自分の経験した事、感じた事を、何から話して何を伝えればいいのかを考えながら、何度も何度も練り直していました。


「入院生活」「退院時」「家に帰宅後の生活」

「相手に悪気が無くても、心に刺さる言葉が増えたこと」

「自分の障害と向き合い始めてから出来ること出来ないこと」

「頑張れること、頑張れないこと」

「自分の障害や身体について話さなきゃいけない初めての場面」

「外に出るようになったきっかけ」

「仕事をはじめる思い、仕事をはじめてからの変化」


話したい事、話さなくていい事、話していいのかわからず悩みながら、

リカバリーストーリーを考えていきました。

「カタリバ」当日は、少人数での参加でしたが、話したいことがまとまらず、

上手く話せたかもよく覚えていません💦、初めて人前で、自分の経験を話すことで、参加された方に何かしら伝わってくれたかな…、


「リカバリーストーリー」が私にとって、良いものなのか、悪いものなのか、今の段階では判断ができません。

当時の事を思い出して気分が良くなるはずがないからです。

それでも、「リカバリーストーリー」を伝えるのは、

私も同じ経験をした仲間の話を聞いて、同じ悩みや不安があることを知り、心が軽くなった経験があるからです。

苦痛を経て,それでも夢や希望を携え,人生の舵をとる新たな自分に変化するのを期待し、

今は自分の経験を語り、他の方の悩みに共感し、気持ちが軽くなるお手伝いができたらと思っています。

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