「ともに、対等に」
- 西部・比企地域支援センター
- 2月28日
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私がピアカウンセラーとして働き始めた頃に学んだことのひとつに、「対等な立場で」ということがありました。どういうことかと言うと、困り事があって相談をする場合、相談をする人と相談を受ける人との間に、ともすると「支援される側」と「支援する側」という、なにか目に見えない上下関係のようなものが生まれてしまう場合があります。けれども、ピアカウンセラーは自分自身も障害や疾病があるという当事者(ピア)であることから、相談をする方とは対等な関係で関わりを持つことができるということでした。これはとても大切なことだと思います。その一方で「はたして自分はそのような対等な関係を、実際に相手の方と築けているか」と問われると、いつの間にか自分も「支援する側」に立つような振る舞いをしてはいないかと気づかされることがあります。
ひきこもりやオープンダイアローグについての著作がある精神科医の斎藤 環さんは「対話の大切さ」について触れた文章の中で、「ひきこもりに限りませんが、最近の支援現場では、『伴走型支援』という言葉がよく聞かれます。これは、健康な支援者が上から手を差し伸べて、苦しんでいる被支援者を引っ張り上げるという従来型の支援とは、かなり異なる発想です。同じ目線で寄り添いつつ、ともに歩みながら、ともに変わっていこうという支援スタイル。結論を急がないで『ともに変わる』という意味では、対話型支援と呼ぶこともできそうです。」(東京新聞 2025.2.11)と述べています。
「上から目線」で接しようと思っているわけではないけれども、自分がそのような態度を取っていないか、自分の中にそのような思いが潜んではいないか、という意識を持っておくことを忘れないでいたいと思います。「同じ目線で」「ともに歩みながら」「ともに変わっていこう」と斎藤氏は書かれていましたが、自分もそうありたいと改めて思わされました。

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